どせいくん作品①

夜になった寂しい山道

大 魔 女  三匹の象で『サンゾウ』か・・・・・・アーッハハハハハ。 馬鹿馬鹿しい・・・・・・葵の御紋なら 驚きもするが・・・・・・そんなものァ 怖かないや・・・・・・。 フン、私たちが 何か 悪いことを したってのかい?
手下 一同  そうだ そうだ。
餃   子  証拠を 見せて 貰おう。
どせいくん  そうかい そうかい。 なら・・・・・・これを 見やがれ・・・・・・。

桜吹雪が 鮮やかに 舞う。

大 魔 女  それが どうしたい?
どせいくん  オョョッ(たじろぐ)。
大 魔 女  ものども、出会えー 出会えー・・・・・・。 あ、もう 出てるか・・・・・・。おかみの名を かたる 不届き者。 斬れッ 斬れーッ。

どせいくんの音楽。
飛び掛かる 手下たち。
どせいくん 勇ましく暴れ捲る。

大 魔 女  きゃー。
天 津 飯  助けてー。
餃   子  もう 悪いことは 致しません。
麵   ま  怖いよー。

子供たち、喜んで見ている。

子供 たち  『どせいくん様、ガンバレーー』

どせいくん、コテンパにやっつける。

皮   蛋  神サマー。
叉   焼  おかあさーん。
麻   婆  ことりさん、助けて。
チャルメラ  助けてー。
餃   子  大魔女様、とても、かないません。

妖怪一味、やられる。
舞台、暗くなる。

こ と り  お師匠様、手荒過ぎますぞ。
どせいくん